紹介サイトの良い点・悪い点

小野尾小野尾公認会計士・税理士事務所の小野尾(詳しいプロフィール)です。

インターネットで税理士を探そうとしたら、たくさんの税理士が並んでいて、目移りするかと思います。その中でも最近目立つのが、税理士紹介サイトというものです。

税理士紹介サイト(比較サイト)はたくさんの税理士の中から自分にあった税理士を紹介してもらえる、いわば税理士業務の仲介サイトです。

税理士業務の特殊性から、紹介サイトが中間に立つことで、どんな税理士が合うかを客観的に判断してもらえるものです。

一見するとクライアントにとっても税理士にとっても、紹介者にとってもメリットのある仕組みと思えますが、デメリットを伝えているサイトは少ないです。

ここではそんな、紹介サイトでは教えてくれない紹介サイトのメリットとデメリットをご紹介しましょう。

 

紹介サイトを使うメリットとは?

まずは紹介サイトを利用するメリットですが、これはクライアントと税理士の両面でメリットがあります。

紹介サイトを使うメリット

・紹介サイトが間に入るので気軽に相談できる(断りやすいメリットも)

・紹介サイトが代行してくれるので、自分にあった税理士が見つけやすい

・複数の税理士を紹介できるので、多種多様な業種にも対応が可能

・営業の得意でない税理士も代わりに営業してもらえる(税理士側メリット)

以上のような点が、紹介サイトを使うメリットと言えるでしょう。

 

紹介サイトを使うデメリットとは?

 

紹介サイトを使うデメリット

・紹介サイトにとっては成約しないと利益が出ないため、クロージングの強い(押しの強い)税理士を紹介されることがある。

・税理士報酬の一部を紹介サイトが受け取るため、実はクライアント自身が紹介料の負担をする。

・税理士側は紹介サイトに支払う紹介料の負担が大きいため、費用対効果の面で充分な時間がかけづらい。「質問や相談に時間をかけられない」「手厚いサポートをしづらい」「迅速な対応が難しくなる」などの問題が発生する。

紹介サイトのビジネスモデルは、クライアントが支払う税理士報酬の一部を受け取るものです。

これは、クライアント側には一見負担がないように見えますが、クライアントが支払う金額の一部から紹介サイトに支払われるので結局は、クライアントと税理士の両者が紹介サイトの手数料を負担する格好です。

紹介サイトによって様々ではありますが、私が知るところでは年間報酬の50%を支払うものや、毎月の支払額の20〜30%を支払い続けるものもあるそうです。

税理士にとっては紹介料の負担が大きく、費用対効果の面から充分な時間をかけづらくなります。結果的にクライアントが紹介サイト経由の場合、「質問や相談に時間をかけられない」「手厚いサポートをしづらい」「迅速な対応が難しくなる」などの問題が発生することもあります。

また、紹介サイトにとっては成約して始めて報酬が発生するため、クロージングできる、押しの強い税理士に紹介される可能性も少なくありません。

 

まとめ

本当に信頼できる税理士を探したいのなら、自分自身が税理士に求めるものは何かを考えた上で、実際に自分の目で確かめることをお勧めします。

無料相談のある税理士を活用したり、HP上で紹介されているお客様の声を観るなどして、自分自身にあった税理士を探すことが良い税理士を見つける近道です。

税理士選びはご自身の目で慎重にお選び下さい。

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