三次元画像処理・解析システム会社の日本ビジュアルサイエンスでは、平成21年より会計参与を設置し、この新しい役職に小野尾公認会計士・税理士事務所の小野尾啓二公認会計士を任命しました。代表取締役の滝克彦氏に、小野尾公認会計士を選んだ経緯などをうかがいました。
もくじ |
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1. 日本ビジュアルサイエンスについて 2. 小野尾公認会計士・税理士事務所の利用状況 3. なぜ会計参与を設置したか 4. なぜ小野尾啓二公認会計士を選んだか 5. 小野尾公認会計士をどのような経営者に勧めるか |
X線CT等から得られた断層画像の三次元構築と可視化を行うソフトウエア「ExFact VR」
日本ビジュアルサイエンスは、三次元画像処理・解析用のソフトウェアの開発、輸入、販売、およびシステムインテグレーションを行う会社です。
設立は平成9年。従業員9名。主な取引先は教育・研究機関、医療施設、一般企業の研究開発部門、装置メーカーです。
三次元画像可視化ソフトウエア「ExFact VR」で解析した鋳造品の内部欠陥
計測で得られた三次元データを様々に処理するリバースエンジニアリングソフトウエア「PointMaster」
私は学生時代からコンピューターマニアでした。大学卒業後はコンピューター関連の製品・サービスを扱う地方商社に就職し、エンジニアとして、様々なシステムやソフトウェアの開発に携わりました。
地方商社で働くうちに、より高度で先端的な技術を核にした、よりスケールの大きなビジネスをしたいという欲求が高まり、28歳のとき、会社を辞めて東京で起業することを決意しました。資本金に必要な1000万円は、知人や商社勤務時代の取引先の方々が出資してくれました。最初は私とパート1名だけの会社でした。
当初から三次元画像処理・解析の専門会社を志しての起業でしたが、開業当時は現在のように確立された製品もなく、事業を存続するために分野を異にする仕事も引き受けていました。この業界は優秀な技術者が慢性的に不足していますし、幸い私は、コンピューター関係であれば、どんなプラットフォームでもアプリケーションでも苦手な分野はほぼありません。おかげで、受注が途切れることはありませんでした。
そうしてコンピューター関連分野全般でお客様の信頼に応えつつ、三次元画像分野における自社製品開発や海外製品の代理店契約を進め、平成13年頃からは、現在のように三次元画像分野に完全に特化したビジネス展開ができるようになりました。
弊社では平成21年7月より、小野尾公認会計士・税理士事務所の小野尾啓二公認会計士に、会計参与として経営に参加してもらっています。
定期的なミーティングは3ヶ月に1回ですが、メールや電話での相談にも随時乗ってもらっています。メールへのレスポンスは速いですし、電話もすぐつながります。メールや電話では回答できないことがあると、小野尾さんは気軽に弊社オフィスまで足を運んでくれます。
会計参与に就任してもらった当初は、毎月、弊社の顧問税理士および経理担当者とのミーティングに同席していただいていました。しかしその月次ミーティングは、細かい数字上の問題を詰める場でしたので、小野尾さんにはもっと戦略的な問題を相談したと思い、現在のように3ヶ月に1回一対一でお会いする形に変更しました。
主に会計や財務や税務の、方向性に関わる問題について相談させてもらっています。小野尾さんは大きな会社の会計監査などもされているので、コンプライアンス上の判断に関して、貴重な意見や事例を聞かせてくれます。
また、弊社の財務・税務上の課題解決に役立つ専門家の方を紹介してくれることもあります。
平成17年に新会社法が成立したとき、概要に目を通していて、会計参与制度の導入を知りました。中小企業の役員の機関設計に関わる新しい制度とのことで興味を持ち、Webで検索してみました。「会計参与支援センター」という、会計参与制度の普及を目的としたNPO法人のホームページを見つけて目を通し、そのNPO法人が主催するセミナーにも参加しました。
セミナーに参加した結果、会計参与制度についてどのように思いましたか。
弊社にとっても導入する意義のある制度だと思いました。
多くの中小企業がそうだと思うのですが、弊社も私以外の役員は形式的に任命されているだけでした。社長の私が、あらゆる経営判断を一人で下していました。会社設立以来お世話になっている顧問会計士の先生もおりますが、お願いしているのは決算書の作成などの実務的なことで、財務や税務に関わる方針の策定は、ほぼ私一人で行っていました。
私は理工系出身で、独立するまで財務や税務の知識はありませんでした。しかし基本的にマニア気質なので、たいていのことは取り組めばそれなりに習得してしまいます。
ただ私も多忙ですので、「形式的な役員を並べただけの状態を脱し、会社の内側から一緒に経営を考えてくれる人を役員にしたい」と思うようになっていました。会計参与制度は、そのような弊社の状況によく合った制度でした。
また、弊社は比較的しっかりとした会社との取引が多い会社です。取引先の方に役員構成を見ていただいたとき、会計参与を設置していることがわかれば、弊社の健全性と先進性への信頼にもつながると思いました。
平成20年12月、弊社取締役だった父が他界し、定款で定めた役員に欠員が生じました。知人に頼んで、従来通り形式的な取締役に就任してもらう案もあったのですが、これを機に新しい制度に挑戦したいという気持ちが強くなり、以前から検討していた会計参与の設置を決意しました。
主に次の3点です。
(1)会計参与制度の趣旨への賛同
公認会計士・税理士の中には、会計参与制度に批判的な方もいらっしゃると聞いていましたので、当然、この制度の趣旨に心から賛同している方にお願いしたいと思いました。
(2)先端技術に対する理解力
役員として弊社の経営に参加していただくわけですから、弊社の事業内容を理解できることが重要です。コンピューターや三次元画像処理などの先端技術の話が、ある程度わかる方にお願いしたいと思いました。
(3)柔軟でスピーディーな経営感覚
経営に対する姿勢やスピード感が合うことも重要でした。新しいことに大胆に挑戦していく柔軟さを持ち、状況の変化にスピーディーに対応できる方が理想でした。
会計参与支援センターに紹介を依頼しました。会計参与支援センターからは、何名か候補になる公認会計士・税理士の方のリストが送られてきました。リストには、それぞれの方の写真と経歴が記載されていました。
そのリストに、小野尾公認会計士・税理士事務所の小野尾さんも含まれていました。
まず経歴に興味を引かれました。理工系の大学院を修了し、重機メーカーでのサラリーマン経験を経て公認会計士になられたキャリアからも、まだ37歳という若さからも、先端技術への理解や、大胆でスピーディーな経営感覚をお持ちなのではないかと想像できました。
私自身も理工系の出身で、独立後にゼロから財務や税務を学んだので、感覚が合うようにも思いました。
会計参与支援センターのベテラン公認会計士の方に小野尾さんの評価をうかがうと、そのベテラン公認会計士の方の下で1年ほど働いていたことがあるとのことで、小野尾さんの長所も短所も、率直に教えてくれました。
長所としては、非常に志の高い努力家で、今後さらにスケールの大きな公認会計士・税理士に成長していく可能性が高いとのことでした。
短所としては、やはりまだ若いので、何十年もやっているベテラン公認会計士・税理士と比べれば、もしかすると絶対的な確実性には欠けるかもしれないとのことでした。
長所とされた点にはたいへん魅力を感じましたし、短所とされた点も特に問題はないと感じました。弊社の場合、完成されたベテラン公認会計士・税理士に頼り切りたいというより、同世代で同じ感覚を持った公認会計士・税理士と、一緒に考え成長していきたいという思いが強かったからです。
この段階でほぼ小野尾さんに会計参与就任を依頼しようと決め、会計参与支援センターを通じて面談を申し入れました。
まず私から小野尾さんに、弊社の事業内容と私の経営への思いをお伝えし、理解していただきました。小野尾さんからは、どのような立場で公認会計士・税理士の仕事をされているかの説明があり、私は共感しました。その後はお互い今後どのようにしていきたいかを話し合い、意気投合しました。
「会計や税務のことだけでなく、経営者がぶつかるあらゆる悩みの相談に乗ることで、孤独になりがちな経営者をサポートし、長く会社を良くしていくお手伝いをしたい」とのことでした。
私もそのような趣旨で弊社の経営を手伝ってもらえたらありがたいと思い、正式に会計参与就任を依頼しました。
形式的な役員を並べた状態を脱して、会計や税務の専門家に内側から経営参加してもらいたいと考えている中小企業経営者にとっては、検討に値する制度だと思います。
まずは制度についてよくお調べになった上で、ご自身の会社に合う制度かどうか、よく検討されると良いと思います。
小野尾啓二公認会計士を、どのような経営者に勧めますか。
この変化の激しい首都圏で、技術系のビジネスや新しいビジネスに挑戦している経営者には、小野尾さんのような若くて勉強熱心な公認会計士・税理士が向いていると思います。
お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
※日本ビジュアルサイエンス株式会社のWebサイト
※取材日時 平成22年10月
千葉県鎌ヶ谷市で要介護老人向け小規模通所介護施設を運営する株式会社共生では、平成22年の開業時から小野尾公認会計士・税理士事務所の小野尾啓二公認会計士を顧問税理士に迎え、税務申告や記帳代行を依頼するほか、経営全般に関するアドバイスを受けています。同社代表取締役の片野嘉樹氏と取締役の堀江正之氏に、小野尾啓二公認会計士を顧問に迎えた経緯などをうかがいました。
もくじ |
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1. いつも笑顔でいられることを目指す介護施設 2. 小野尾公認会計士・税理士事務所をどのように利用しているか 3. 小野尾公認会計士を顧問に迎えた経緯 4. 小野尾公認会計士のアドバイスで開業資金の融資が下りた 5. 「先生、もう倒産です……」「経営者がそんな後ろ向きのことを言ったら駄目です」 6. 小野尾公認会計士をどのような経営者に勧めるか |
(代表取締役 片野氏)鎌ヶ谷デイサービス「わらっ亭」は、民家を利用した小規模の通所介護施設です。鎌ヶ谷市とその近隣に住む要介護のお年寄りを対象に、朝夕の送迎および日中の食事、トイレ、入浴、運動などの介護サービスを提供しています。
受け入れ定員は10名。1日〜1週間程度の間隔を開けて利用される方が多いので、利用者数は定員より多く、現在16名です。スタッフは常勤4名(内役員2名)、非常勤2名の計6名です。
(取締役 堀江氏)「わらっ亭」という名前は、「利用者さんとのコミュニケーションをたくさんとって、利用者さんもスタッフもいつも笑っていられるような施設にしたい」という願いを込めて付けました。株式会社共生の社名は、私達二人が以前勤務していた介護サービス会社の社長の座右の銘である、「共に生きる」からいただきました。
(片野氏)株式会社共生では、平成22年5月より、小野尾公認会計士・税理士事務所の小野尾啓二公認会計士を顧問税理士に迎え、税務申告や記帳代行を依頼するほか、経営全般に関するアドバイスを受けています。
税金や資金繰りのことについて、わからないことや不安なことが出てきたときは、いつも小野尾先生にメールで相談しています。相談のメールを送ると小野尾先生は、すぐにアドバイスのメールを返してくれます。
(堀江氏)税金や資金繰りだけでなく、職員の待遇や勤務条件などに関しても、小野尾先生に相談に乗っていただいてます。
小野尾先生に顧問になっていただくまでは、経営のことを相談できる専門家の方がいなかったので、自分達の判断が正しいのかどうかわからず、いつも不安でした。先生に相談できるようになってからは、そのような不安もなくなりました。
(堀江氏)一番大事なことは、この事業に懸ける私達の思いを、よく聞いて理解してくれることでした。
なぜそのように考えたのですか。
(堀江氏)私はこの会社を設立する前、小規模の介護施設をフランチャイズ展開する会社で、加盟店をサポートする仕事をしていました。加盟店の経営者のほとんどは、既に他の業種で成功し、社会貢献のために介護業界に参入した方でした。そうした成功した経営者の方々に、顧問税理士選びのポイントをうかがうと、どなたも例外なく、「みんな最初は安易に考えて、顧問料が安い税理士をネットで探して頼むけど、相性が合わない税理士を選ぶと、後で絶対に後悔する」とおっしゃってたんです。
(片野氏)会社設立の準備を進めていたとき、たまたまある税理士さんを紹介されて、二人で会いに行ったことがありました。その税理士さんは40代半ばぐらいで、かなり儲かっている会社やお医者さんの顧問をされている方だったのですが、これから起業する私達の話を、真剣に聞いてくれませんでした。顧問をお願いするなら、まだ起業に成功していない私達の話も真剣に聞いてくれる税理士さんがいいと、そのときに思いました。
(堀江氏)私が妻共々お世話になっている生命保険の担当者の方が、非常に信頼できる方でしたので、その方に、私達に合う税理士さんを紹介してもらえないか相談しました。起業に懸ける私達の思いをその方に伝えると、「私は、会社を立ち上げた人達を、本当に親身になって応援してくれる会計士さんを一人知っている。今のあなた達には、この人が絶対に合ってる」と言って、小野尾先生の事務所の電話番号を教えてくれました。
(片野氏)それでさっそく電話を掛けて、小野尾先生と数日後に会う約束をいただき、二人で先生の事務所を訪れました。
(片野氏)まず自分たちがどういう介護をしていきたいのかという思いを、先生にぶつけました。先生は私達の話をすごく熱心に聞いてくれました。その段階でもう、「この先生しかいない」と確信しました。
(堀江氏)そのころ銀行に開業資金の融資を申請していたのですが、私達が見よう見まねで作って出した事業計画書が、果たして通用するのか、不安で仕方ありませんでした。どこの銀行からも融資を受けられなかったら、私達の夢をあきらめなければならなくなります。
まだ顧問契約もしていないし、顧問料もお支払いしていない段階で、先生にどこまでうかがっていいのかわからなかったのですが、銀行に提出した事業計画書を見せて「先生、事業計画書の書き方って、これでいいんですか?」と聞きました。先生は私達の事業計画書に目を通すと、「よくできていると思いますよ。ただ、いくつか追加した方がいい項目があります」と、事業計画書の書き方を詳しくアドバイスしてくれました。
(片野氏)帰ってから先生のアドバイス通りに事業計画書を作り直し、融資を申請していた銀行に再提出しました。それまでは銀行の担当者からは何の連絡もなかったのですが、事業計画書を再提出してからは話がトントン拍子に進み、2週間後には「融資できることになりました」と連絡がありました。おかげで無事、「わらっ亭」のオープンにこぎ着けることができました。
(片野氏)「わらっ亭」がオープンして3ヶ月経った頃、資金繰りが苦しくて、もう倒産というところまで追い詰められたことがありました。そのとき小野尾先生は、メールでのやり取りからうちの状況を察して、「どうすればいいか、一緒に考えましょう」と、わざわざうちの事務所を訪れてくれました。
「先生、このままでは倒産です」と私達が訴えると、先生は「経営者がそんな後ろ向きのことを言ったら駄目です」と私達を諭し、この先増やせる利用者数の見込みや、
知り合いに声を掛けて集められる金額の見込みなどを尋ね、なんとか倒産をまぬがれる方法を一緒に考えてくれました。私達二人の給料を2ヶ月間ゼロにするなど、厳しい方法ではありましたが、おかげでこうして今も「わらっ亭」を存続させることができています。
(堀江氏)そのとき先生が「会計や税務のことは私に任せてくれればいいので、みなさんは、頑張って利用者さん達により良いサービスを提供してください」とおっしゃったのが、今でも胸に残っています。
(片野氏)私達のように経営者になって間もない方には、経営者からの相談に気軽に応じてくれる小野尾先生がぴったりだと思います。
(堀江氏)特に、何か熱い思いをもって会社を起こされた方には、間違いなく小野尾先生をお勧めします。
お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
※取材日時 平成22年11月
もくじ |
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1. スタートリング社について 2. 小野尾公認会計士・税理士事務所の利用状況 3. 小野尾公認会計士を新たに顧問税理士に迎える決め手になったのは? 4. 小野尾さんは会社のことを一緒に考えてくれる 5. 本音を話せる相談相手が欲しいと思う経営者の方にお勧めしたい |
弊社は2004年設立のメンズカジュアルを中心としたアパレルメーカーです。地方の専門店を中心とした卸売の他、自社の直営店展開も行っております。
他には弊社のデザイン力を評価頂き、ミュージシャンや他のアパレルブランドの商品開発にも力を注いでいます。
「自分でいつかはブランドをやりたい。」洋服が好きなこともあり、会社設立前は普通のサラリーマンをしつつ、そんな事を考えておりました。
しかし、自由に動けるのは20代のうちかなという思いで、これといった計画はありませんでしたが会社を辞め、視野を広げるため海外にて生活をしておりました。
そんな中、アパレルに関わる人達と出会いました。彼らとビジネスを立ち上げるという視点で情報を集め、そのまま日本に戻り、勢いもあって会社を設立したのがブランドを始めたきっかけです。
弊社では平成23年4月より、小野尾公認会計士・税理士事務所の小野尾啓二公認会計士を顧問税理士にお迎えしました。月次決算説明や税務申告などを依頼しております。しかし、メインは経営全般に関してアドバイスを貰ったり、相談に乗って貰ったりすることです。
いままでも顧問でお付き合いさせて頂いた税理士さんはいますが、数字だけを見ての話のみで、経営のことで困ったことがあったら、経営者仲間に相談をするなど相談相手を分けておりました。でも、経営者仲間に相談しても業種や業界の違いからか、的確なアドバイスをいただくことは困難でした。
やはり数字を作る上で重要なのは、データ以外の要素も加味して相談に乗ってもらえるような顧問の税理士さんの存在が重要なのでは思い、そのような方を探しておりました。
そんな中、小野尾さんに相談するようになってからは、数字はもちろん、それ以外の環境の話もお伝えできるようになりました。小野尾さんはそういった背景を踏まえた上で、知識や情報、なによりご自分の言葉でアドバイスをしてくれているので、とても安心しております。
先程お話しした通り、弊社では会社設立以来お付き合い頂いていた顧問税理士がいました。設立からしばらくは業績も順調に伸びて行き、数字だけを見てのお付き合いで十分だと思っていましたが、会社として頭打ち感が出てきました。
今後会社を伸ばしていくにはどうすればいいのか。私は頭で描いていることを数値化しつつ、さらに自分の思い描く行動計画を合わせて具体的な戦略を取りたいと考えるようになりました。
そこで知人に「数字以外のことも相談に乗ってくれて、会社のことを一緒に考えてくれる税理士はいないか」と相談したところ、「それならいい人を知っている」と小野尾さんをご紹介頂きました。
まずは腹を割って話したいと思い、飲みに誘いました。その時に私の会社経営に対する思いや顧問税理士に求めていることなどをざっくばらんに話しました。小野尾さんには、どのような思いで公認会計士・税理士としての仕事をしているのかを伺いました。
小野尾さんは「会計や税務をサポートするのはもちろんですが、私は経営者が抱えるあらゆる悩みの相談に乗ることで、孤独になりがちな経営者をサポートし、会社をより良くしていくお手伝いをしたい」と話してくださいました。
いろいろな話をしていく中で小野尾さんの誠実な人柄を感じ、小野尾さんなら信頼できるし、私に対して「一緒に会社を伸ばそう」と言ってくれた言葉が心強く、顧問税理士に迎えることに決めました。
顧問税理士として小野尾さんには、弊社の財務分析の、特に細かい点を見直していただいております。会社の状況が数値ではっきりとわかるようになったので、具体的にどのくらいの売上を上げればどのくらいの利益が出るのか?どうすれば会社にお金が残るのかなど、目標利益と目標売上をより細かく設定できるようになりました。数値目標がはっきりすると、今後の営業戦略もより具体化できるようになります。
また、小野尾さんとは今期の見通しなど、設定した売上目標をどうすれば達成できるかについても一緒に検討しています。例えば、弊社で扱う季節商品を昨年の同時期ではどのように営業アプローチしていたかを振り返ったり、現状進めている商談の状況を整理したりすることで、今後の営業方針を検討しています。
小野尾さんとの打合せではこのような振り返りの時間が持てますので頭の中が整理できるようになりました。今までよりもやらなくてはいけないことが明確になり、やる気も出てきました。
このように小野尾さんには今期の見通しなど数字に関する相談はもちろん、今後の戦略や事業展開などの経営に関する相談もしています。私が考えている事を客観的に見て、意見を言って、納得いくまで丁寧に説明してくれます。特に私が5年後や10年後にどのような会社にしたいのか相談したところ、そうなるためにはどのような事業展開が必要になるか、組織はどうすればいいかなどについて客観的な意見を言ってくださいました。
こういったアドバイスのおかげで、いままでよりも会社の将来像がはっきりするようになりました。会社としてやらなくてはならないことがクリアになり、今後の戦略を検討するのにとても助かっています。
やはり数字だけでなく、今後の戦略についても小野尾さんご自身なりの知識や情報を基にアドバイスを頂けるのが新しい発見でもあり、今後の戦略についてのいいヒントになります。
また、私の話をじっくりと親身に聴いてくれるので、話し手であるこちらもリラックスして相談ができます。その為、1人で色々と考えていたいままでとは違い、孤独感が解消されますし、MTGの度に「よし、頑張ろう!」という前向きな気持ちになります。
私も大小様々な経営者の方と交流がありますが、どなたとお話しをしても自分で起業された経営者は、最終的には孤独だという話になります。数字を見て頂くだけなら、公認会計士という資格があれば誰でも良いと思います。ですが、数字の前後にあるストーリーを想像しながら一緒になって考えてくれる方はなかなかいらっしゃいません。
「税理士としてではなく経営者仲間としても、本音で話せる顧問が欲しい」
そんな経営者の方にこそ、小野尾さんをお勧めしますね。
お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
スタートリング株式会社のWebサイト
※取材日時 平成23年11月
小野尾公認会計士・税理士事務所 東京都中央区銀座2-10-8 マニエラ銀座ビル4階