こんにちは、小野尾です。
税理士という仕事柄、税務顧問先から経営に関するご相談を受けることがよくあります。
私の考えを率直にお答えすることもありますが、たいていの場合、まずは顧問先の経営者がどう考えているかということを確認します。
それは「経営者自身が経営についてどう考えているのか?」、つまり、経営者の経営哲学が大切だと考えているからです。
税金に関しても、あまり節税など気にせずに払う経営者もいれば、出来るだけ節税したいという経営者もいます。
売上が増えてきたから従業員を雇いたいと考える経営者もいれば、従業員を雇ってまで売上を増やさなくてもいいという経営者もいます。
「人それぞれだなぁ」と思う訳ですが、人それぞれであったとしても自分なりの経営哲学の理想像のようなものは持っていて、その上で経営者のご相談に乗れるようになっていたいものです。
そうなると、理想と考える経営哲学を学びたくなるのが私の信条です。
経営と言えば、もしドラブームもあり、なくてももともと有名ですが、ピーター・ドラッガーが有名ですね。ドラッガーから経営を学んでいる方も多いと思います。私も著書を何冊か持っています。
でも、私はドラッガーではなく、松下幸之助から経営哲学を学ぶことにしています。
ドラッガーよりも松下幸之助を選んだのは、流行りには乗りたくないというアマノジャクな私の性格からだけではありません。
経営哲学を日本人から学びたいと思ったからです。
日本には二千年以上の長い歴史があり、学ぶべき先人の叡智は幅広く深いです。日本には素晴らしい思想がたくさんあります。でも、今の日本には日本人としての思想が欠けていると感じています。
日本人としての思想が欠けていることが今の日本の混迷の原因だと私は考えています。混迷する今こそ、日本人は先人の叡智に学ぶ必要があることを痛感しています。
長い歴史を持つ日本には学ぶべき素敵な思想がたくさんあります。日本の素敵な思想を学び、日本を立て直したいと思っています。
その一環として、経営についても日本人から学ぶことにしました。そして、その学びをこのコラムでシェアさせて頂くことにしました。
経営を学べる日本人はたくさんいらっしゃいますが、そこはやはり「経営の神様」と呼ばれている松下幸之助でしょう。
日本人である松下幸之助から経営を学び、【松下幸之助に学ぶ経営哲学】と題して、このコラムでシェアさせていただきます。
松下幸之助という日本人から経営を学び、日本立て直しの一翼を担って下さる方が一人でも増えるとうれしいですね。
最後に私が教科書代わりにしている本をご紹介します。