松下幸之助から教わった商売の神髄

こんにちは、税理士の小野尾です。

経営の神様である松下幸之助が商売の真髄について語った言葉を、ナカリングループ代表、メルセデス・ベンツ中央会長の中嶌武夫さんがこんな風に語っています。

「ものを欲しがっているお客様にその商品を届ける。

嫌がっているものを押し付けるわけでは決してなく、お客様に喜びを差し上げている。商売とはそういうもんです。

学校の先生であれ、商人であれ、人様のお役に立つこと、それが社会に貢献するということなんだ」(『致知』2011年3月号)

お金儲けというのは、儲けよう儲けようとしてするものではなく、お客様に喜んでいただくことによって対価を頂くことができ、利益にも繋がっていくのものなのですね。

中国古典の『春秋左氏伝』に「利は義の本なり」という言葉があるそうです(安岡正篤人間学講話「論語の活学」プレジデント社)。

儲けたいと思うのであれば、「どうすることが義であるか」ということが大切だということです。

「義=お客様の喜び、人様のお役に立つこと」と考えれば、昔から変わらないということですね。

心に「義」を据えて、仕事をしていこうと改めて思いました。勉強になります。